第333回番組審議会(2024年1月)
- 開催日
- 2023年1月17日(水)午後4時30分~午後5時16分
- 開催場所
- 富山市奥田本町8番24号
チューリップテレビ 本社「会議室」
- 出席委員(敬称略)
- 藤井久丈(委員長)、村上 満、杉野 岳、村田良昭(書面)、加藤弘之、吉田朋美、樋口裕重子
- 議題
- 番組合評:「消える高齢者」
放送日時 2023年12月29日(金)午後3時30分~同4時30分
- 議事概要
- 局側から議題について説明し、各委員で意見交換を行った。意見の概要は次のとおり。
〇認知症を、他人事ではなく、どうみんなで考えていくのか、社会全体の問題として改めて伝えていた番組だと思う。
〇いつ、何を言いたいのかよく分からないと感じる部分もあったが、制作者自身が迷い、どうしたらいいか分からなかったと聞いて、そういう意味でそれがそのまま伝わっていた。
〇警察から毎日のように高齢者の行方不明のFAXがきても、事件性がないと警察が判断した時点で取材を終わることが多い中、その背景や深掘りをしたことが良かった。
〇認知症という避けて通れない問題を、12月29日の午後3時半からの放送で、それぞれの家族が考えるいい機会になったと思う。
〇今後も取材を継続し、この問題の実態と課題を報道し続けることで対策の一助になればと思う。
〇番組は重い感じで作られていたが、認知症でも、対応の仕方を理解しながら楽しく暮らしていくということが必要で、明るく楽しくやってる部分があれば、もっと身近なものとして捉えることができるのでないか。
〇テーマは良いがメッセージとして視聴者に伝えたいことがぼやけていた。演出が気になった。
〇記者の憤り、虚しさみたいなものを番組から感じた。そういうことがもっと見えてもよかったと思う。
〇認知症について対応については、やってることはやっていると評価して、やれてないことはやれてないと批判する、その両方があればよかった。