番組審議会

番組審議会概要

第338回番組審議会(2024年6月)

開催日
2024年6月19日(水)午後4時30分~午後5時15分
開催場所
富山市奥田本町8番24号
チューリップテレビ 本社「会議室」
出席委員(敬称略)
青木里美(副委員長)、能作克治、杉野 岳、村田良昭、加藤弘之、吉田朋美、樋口裕重子、服部恵子
議題
番組合評:「いつか、わかるわよ。佐伯先生と山と人生と」
    放送日時 2024年5月26日(日)午後3時24分~同4時18分
議事概要
局側から議題について説明し、各委員で意見交換を行った。意見の概要は次のとおり。

〇取材のやり取りが家族的な感覚で違和感がなく自然であったことに好感を持った。テロップも必要最低限でうるさくなくてよかった。

〇番組をゆったりしたトーンにしているせいか、ナレーションの語尾が伸びたような感じがして気になった。また、佐伯先生の発言で「いつか、わかるわよ」というものに関する発言が何度も使われていたが、言わずに番組の中のトータルで語って欲しかった。

〇非常にいいテーマだった。年配の方が実感できる、している気持ちが非常に表れていて、また若い人にとっては、まだまだやれると思わせるような全世代が元気をもらえる非常に素晴らしいドキュメンタリー番組だった。

〇佐伯先生という方を見いだして、いろいろな表情を見せてくれるまで信頼関係を築き、長期にわたる取材をしたことがとても良かった。

〇高齢者の生きがいの素晴らしさとか、好奇心を持ち続けることの素晴らしさ、女性の話、地震の話などたくさん盛り込まれていて、作り手の渾身ぶりが伝わってきた。もう少し内容を深掘りして構成を変えると、より佐伯さんの素晴らしさを伝えることができたのではないか。

〇制作者と佐伯さんとのよい距離感を、音楽が壊してしまっていると感じた。観ている私達も、佐伯さんに番組で出会って、佐伯さんのことをもっと知りたい、佐伯さんが言うことをもっと聞きたいと思っているが、そこに音楽が入ることで気持ちが遮断されてしまった。

〇家族が、雪山に80を超えるご高齢の方をどんな気持ちで送りだすのか、挑戦をどんなふうに捉えているのか、どんなふうに応援しているのかということも知りたいと思った。

〇海や波の音、虫の声、立山の美しさなど自然の映像がとても綺麗だった。佐伯さんは、こうなりたいと思う目標になる方で、観ている人が自分の親やおばあちゃんに重ねて観ることができたのではないか。全世代に響く内容であったと感じた。

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