第318回番組審議会(2022年6月)
- 開催日
- 2022年6月15日(水)午後4時30分~午後5時35分
- 開催場所
- 富山市奥田本町8番24号
チューリップテレビ 放送センター「会議室」
対面とZoomによるリモートの併用
- 出席委員(敬称略)
- 藤井久丈(委員長)、田辺惠子(副委員長)、能作克治、杉野 岳、長 高英、関 泰晴、青木里美、吉田朋美
- 議題
- 番組合評:チューリップテレビスペシャル「哀しみの凶弾 ー検証・奥田交番襲撃事件 ー」
放送日時 2022年5月25日(水)午後8時~同9時
- 議事概要
- 局側から議題について説明し、各委員で意見交換を行った。意見の概要は次のとおり。
○「哀しみの凶弾」というタイトルには、番組の中でいろいろなところに触れていて、遺族の哀しみだけじゃない哀しみ、例えば、心の闇に対する哀しみ、孤独や社会全体の哀しみというものも含まれていると感じた。
○内容と映像の表現が非常によかった。内容量が非常に多かったので、60分じゃなくて90分の番組にしてもよかったのではないか。
○メインで取り上げられた遺族の方、奥様が一番中心であったが、一方的な話に終始してしまっているのではないかというのが少し気になった。
○社会として、どうしたらこのような日常の中で危うさを抱えている方を生み出さないようにできるのか私達が一緒に考えていけたら、この事件がただの哀しい事件でなくなるのではないか。そこの部分が番組の中に何かあれば、より深みがあるものになったと思う。
○事件発生後、丁寧な取材を続けてきており、地元テレビ局にしかできない仕上がりになっていると感じた。被害者の方に寄り添っているところはあったが、事実が伝わってきて視聴者の我々が自ら考える番組になっていた。
○私達はこれを記憶のどこかに残して、小学校や通常の普通の生活をしている人が安全に過ごせるように努力をしてもらえる方向に進めばいいと思った。
○1審の富山地裁の判決が破棄され審議を差し戻したという部分が、本来で言えば4年目の節目のポイントにもなる出来事であったのではないか。時間の制約があったと思うが、この点をもう少し丁寧に取り上げればよかったのではないかと思った。