第339回番組審議会(2024年7月)
- 開催日
- 2024年7月17日(水)午後4時30分~午後5時30分
- 開催場所
- 富山市奥田本町8番24号
チューリップテレビ 本社「会議室」
- 出席委員(敬称略)
- 藤井久丈(委員長)、村上 満、杉野 岳、常光健一、加藤弘之、吉田朋美、樋口裕重子、服部恵子
- 議題
- 番組合評: JNN全般に対するご意見(ニュース・報道分野、ドラマ、バラエティ他に対して)
- 議事概要
- 局側から議題について説明し、各委員で意見交換を行った。意見の概要は次のとおり。
〇TBSのバラエティは、バナナマンの存在感がとても大きいという印象。視聴者の感覚と近くもあるけれど、そのちょっと先の面白いところを作って優しく笑いに変えていく、誰も傷つけないという雰囲気、穏やかで優しい笑いが生まれる雰囲気になっているというのは、家族で安心して楽しめる番組を作る要因になっている。
〇報道特集の「少年北海丸」の回を面白く観た。音楽やテロップなどで誘導することなく、自分がまるで現場に行ってインタビューしてるかのような臨場感もあり引き込まれる番組構成となっていた。どこかに着地しないといけない、必ずこれはこうですというメッセージを提示しなければならないというルールがあるのかもしれないが、正解がなくても、観る人それぞれに答えを委ねるということがあってもいいのではないか。
〇番組の制作者の意図を素直に取り込んでしまって、ちょっと洗脳されてるかもしれない、知らず知らずに方向付けられてるのかもしれないと思うことがある。
〇「アッコにおまかせ!」で、都議選の投票の仕方について後で訂正が入ったが、バラエティとはいえ、選挙や政治に絡むようなことについては正しい情報を訂正がないように伝えていただきたい。
〇一つの現象だけを捉えてそれが全部というような言い方はせずに、正しい情報を提供して判断は視聴者にしてもらうという形が正しいのではないか。ステレオタイプな形を押し付けたりとか、自分の考えを押し付けたりということはしてほしくない。
〇どこを観ても同じようなお笑いタレントを使っている番組が多い。選ぶ基準は何なのか、質の問題も気になる。
〇MCやコメンテーターのキャラクターで番組を観ることが多い。
〇「news23」JA自爆営業調査報道について、是非きちんと徹底して今後2度と起きないようにしていただきたい。一方で、ひるむことなく、きちんと正すべきところは正した上で、果敢に挑戦していっていただきたい。