第343回番組審議会(2025年1月)
- 開催日
- 2025年1月15日(水)午後4時30分~午後5時27分
- 開催場所
- 富山市奥田本町8番24号
チューリップテレビ 本社「会議室」
- 出席委員(敬称略)
- 藤井久丈(委員長)、青木里美(副委員長)、能作克治、杉野 岳、加藤弘之、吉田朋美、樋口裕重子、服部恵子
- 議題
- 番組合評:「N6スペシャル 復興の音は、今・・・。」
放送日時 2025年1月1日(水)午後3時~同4時
- 議事概要
- 局側から議題について説明し、各委員で意見交換を行った。意見の概要は次のとおり。
〇広く富山県内での被害と現状を述べるのであるなら、あまり個人に寄り添わずに広い視点の番組の方がメッセージ性があったのではないか。
〇オープニングで去年あった震災の映像を一気に流したのは、1年前をさかのぼって振り返る意味でよかった。現在を冷静に見つめて観ることができた。
〇最後の正月らしい笛の音が印象的で、明るい気持ちで観終えることができた。
〇番組内容は、生々しい映像、個人の方への密着、富山湾の変化があったりと一通り手堅く押さえている印象を受けたが、全部やったことで、それぞれの印象がやや薄まるところがあったように感じた。
〇いろいろな角度から1月1日の震災で富山県内に起きたことを取り上げ、またそれを1月1日に当日の様子も番組の中に取り込んで放送したことは、放送に向かう思いを感じた。
〇地震の時の恐怖を、音で煽るような表現に違和感を感じた。音はあってもいいが、作ったものを誇張させるような音楽はいらないと思う。
〇地震から1年が経過した現時点での住民の気持ちや抱える課題、振り返りを、多くの視点、切り口から情報を収集して発信していた。県内に住んでいてもなかなか全容を知ることができないので、まとめていろいろなことを観ることができたのはよかった。
〇今回の地震で富山県で液状化が発生し、富山も地震の害を受けやすいということが分かった。その先には、過疎化の問題や人口減少の問題もある。環境の変化、これから富山はどうなるんだろうというところまで考えさせる番組の構成は良かった。大変ためになった。