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〈楽々亭〉 決定理由 　昔ながらの中華そばが失われていく今、あのおいしいスープを、一晩かけてつくるお母さんはすばらしい。 　永遠に富山の味として残してほしい、理想のラーメンだから。 ＜楽々亭＞ 黒部市新町　石田浜海水浴場 0765-52-1397 8:00〜18:00　　定休日：無休（大雨の場合は休み） （期間限定　7月第2日曜〜8月20日） ＜海の家のラーメン＞ お店に入ったとたん、一人ひとりの心の中にある「夏の思い出」をよみがえらせてくれるような、懐かしい佇まい。 見た目はシンプルながら、スープを練炭でじっくり煮込むという、こだわりのラーメンに感動！柴田さんは、器のスープをすべて飲み干していました。海水浴の帰りに立ち寄ってもOK！ラーメンを食べるためだけに立ち寄ってもOK！そのおいしさ、そして伝統ある味が遺産となりました。 特別賞 〈新田九八堂〉 決定理由 　ご夫婦で長い間おいしいパンを手作りし、町の人に愛されてきたから。 　懐かしい味わいのこのパンを食べれば、いろんないろんな思い出をよみがえらせてくれる。 ＜新田九八堂＞ 黒部市生地230 0765-56-8201 9:00〜19:00　　定休日：日曜日 ＜新田九八堂のパン＞ 「げんこつ」の愛称で親しまれるフランスパン、はちみつが入っていないのに、「はちみつパン」と呼ばれるスイートロール、これらはすべてお客さんがつけた愛称。それだけ、古くからかけがえのない店として愛されているんですね。 ショーケースの商品に名前や値段書きがないのは、「お客さんと会話が生まれるから」。お客さんとのコミュニケーションを大事に思っているお店なのです。 来年で店をたたまれるのが本当に残念、ずっと忘れたくない味です。