船はボーッと汽笛をならしました。さあ、出発!! 南桂子「船の旅」より
南桂子(1911~2004)は、現在の富山県高岡市に生まれ、県立高岡高等女学校では絵画制作や詩作に親しむ多感な少女時代を過ごしました。戦後まもなく上京し、銅版画と出会った南は、パリやサンフランシスコなど海外で活躍し、詩情あふれる銅版画作品を残しました。 銅版画家になる前の一時期、南は壺井栄に師事し、童話作家を志していたことがありました。新聞に掲載された作品のほか、遺品の巾着箱の中から詩や童話を書きつけた原稿用紙も見つかっており、南桂子のもうひとつ作品世界をのぞき見ることができます。 没後20 年に開催する本展では、銅版画作品と自作の童話や詩、詩人たちのことばをとおして南桂子の世界を旅します。
南桂子(1911~2004)は、現在の富山県高岡市に生まれ、県立高岡高等女学校では絵画制作や詩作に親しむ多感な少女時代を過ごしました。戦後まもなく上京し、銅版画と出会った南は、パリやサンフランシスコなど海外で活躍し、詩情あふれる銅版画作品を残しました。 銅版画に出会う前の一時期、南は壺井栄に師事し、童話作家を志していたことがありました。新聞に掲載された作品のほか、遺品の巾着箱の中から詩や童話を書きつけた原稿用紙も見つかっており、南桂子のもうひとつのメルヘンの世界をのぞき見ることができます。 没後20 年に開催する本展では、銅版画と詩と童話をとおして南桂子の航路をたどり、メルヘンの世界を旅します。
『高志の国文学館』HPより引用
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